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おさかなの力【2】

  • info070711
  • 2024年7月26日
  • 読了時間: 2分

nー3系脂肪酸のサプリメント利用者は、非利用者に比べ

新型コロナウィルスへの感染リスクが低いという調査があります。


具体的には、英国で約37万人を対象に、

サプリメントの習慣的な利用状況と、新型コロナ感染疑い(PCR陽性判定)との

関連性についても調べられました。


サプリメント利用者と非利用者のデータが解析された結果

乳酸菌などのサプリメントを摂取している人では14%、

nー3系脂肪酸では12%、マルチビタミンでは13%、

ビタミンDでは9%、新型コロナウィルスへの感染リスクが

低いという有意な相関が見出されました。


米国(対象45,757人)およびスウェーデン(対象27,373人)での

研究でも、同様の傾向が認められています。


新型コロナの重症化は、血栓との関係性が指摘されています。

DHAやEPAは、血栓予防効果なども知られているので

重症化の予防も期待できるかもしれません。


日本人の食事摂取基準(2020年版)では

n-3系脂肪酸の1日目あたりの摂取目安は

次の基準が設定されています。


男性は、18~49歳 2.0ℊ

    50~74歳 2.2ℊ

    75歳以上  2.1ℊ


女性は、18~49歳 1.6ℊ

    50~74歳 1.9~2.0ℊ

    75歳以上  1.8ℊ   となっています。



みなみまぐろ、いわし、サバには、次のようにDHAとEPAが

含まれています。


みなみまぐろの脂身には、DHA4.0ℊ EPA1.6ℊ

いわしのかば焼きには、DHA1.4ℊ EPA1.8ℊ

サバの水煮には、DHA2.3ℊ EPA1.6ℊ 


1食100ℊあたりの含有量です。


また、えごま油や、亜麻仁油には、αーリノレン酸というnー3系脂肪酸が含まれています。

αーリノレン酸は、体内でDHAやEPAに変換されますが、

体内での変換効率は高くありません。

よって、DHAやEPAのはたらきを期待する場合は

青魚の摂取や、それぞれを含むサプリメントを利用する方が

効果的です。


近年、日本では食の多様化によって、魚の摂取量が減少傾向にありますが

青魚を食べることは、健康を維持するにあたって、たくさんのメリットが

あります。

これを機に積極的に食卓に青魚を取り入れるようにしてみては

いかがでしょうか?



 
 
 

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