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ミネラルについて【2】

ミネラルは、バランスよく摂ることが大切です。


そこで、不足しやすいミネラルと、摂り過ぎるミネラルについて

お伝えしたいと思います。


不足しやすいミネラルはカルシウムとマグネシウムと亜鉛です。

カルシウムの摂取基準は、男女とも650mgです。

日本人に長年不足しているミネラルです。

また、生体内で最も多く存在するミネラルで、骨や歯、血液、筋肉に存在します。

年齢によって、吸収量が変化するので、カルシウムの摂り方を工夫してみましょう。


マグネシウムの摂取基準は、男性370mg 女性290mgです。

古代ギリシャのマグネシウムという地域で採れたことから

マグネシウムと名付けられました。

マグネシウムは、ほとんど全ての生合成反応や、代謝反応に必須のミネラルです。

また、カルシウムと密接に関与し、骨の健康を維持する働きもあります。


亜鉛の摂取基準は、男性10mg 女性8mgです。

多くの酵素に含まれ、遺伝子発現、タンパク質合成など、

細胞や、髪の成長と分化に中心的役割を果たしています。

不足により、味覚障害や皮膚炎、食欲不振などが、起こることが知られています。


摂り過ぎが心配なミネラルは、ナトリウムです。

摂取基準は、食塩として、男女とも7g未満です。

神経伝達や筋収縮などに関与している重要なミネラルです。

しかし、摂り過ぎると、高血圧や脳卒中など、生活習慣病に繋がります。

摂取基準量を目標に、食事を工夫しましょう。


カルシウムのバランスの重要性について

カルシウムは、「生命の炎」と言われ、血液中のカルシウム濃度が

一定に保たれているために心臓や脳、その他の器官が正常に働き、

人間の生命を保っています。


カルシウム摂取量が不足すると、副甲状腺ホルモンが分泌され

骨からカルシウムを取り出し、血液中の濃度を一定に保とうとします。


慢性的にカルシウムが不足していると、常にカルシウムが

骨から溶かし出され、骨粗鬆症に繋がります。

また、骨から過剰にカルシウムが溶かし出されることで

動脈硬化や、脳梗塞、結石などの病気に繋がります。

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