top of page

人食いバクテリア予防には

  • info070711
  • 2024年8月12日
  • 読了時間: 2分

人食いバクテリア、A型溶血性連鎖球菌による感染症ですが

人から人へ感染することは、ありません。


そして、注意が必要な人は・・・


肝臓疾患や免疫力の低下など、基礎疾患のある人や、貧血の治療で

鉄剤を服用している人は、重症化しやすくなります。

この時の初期症状は、発熱と激しい痛みで、殆どの患者で

皮疹(皮疹は、皮膚上に現れる異常な変化の総称であり、

発疹もその一部です。皮疹は、発疹だけでなく、水疱(すいほう)や

蕁麻疹(じんましん)、ただれ、びらんなど、さまざまな形態です)が発症します。


肝硬変や肝臓の基礎疾患のある人では、敗血症を引き起こしやすく

敗血症を起こすと極めて、死亡率が高く、50~80%となることが報告されています。


特に夏場の時期での魚介類の生食は避けて、適切な温度で加熱処理した

食材を摂取することが、大切です。

「人食いバクテリア」は、腸管出血性大腸菌O157を

殺傷するのと同程度の中心温度が70℃で1分間、100℃であれば数秒間で

死滅させることが出来ます。


厚労省研究班の調査によりますと、妊婦がこの病気に罹ると

発病から1日以内に死亡する例が相次いでいることがわかっています。

妊婦は、通常より進行が早く、治療が間に合わないためです。


感染予防のためには・・・

ハイリスクの人は、菌が発生し易い季節(5月から11月、特に7月から9月)に

刺身などの生食を避け、よく加熱することが、重要です。


またハイリスクの人で手に傷のある場合は、生の魚介類の調理を避けた方が

良いでしょう。

調理する人は、A型溶血性連鎖球菌で汚染された包丁や

まな板などの調理器具をよく消毒して、二次汚染が起こることの無いよう

心がけることが、大切です。


やはり、この場合でも、日頃の疲れを残さず

基礎体力を維持して、免疫力を発揮させることの出来る体を維持させておくことが

感染予防の基本となります。 



 
 
 

最新記事

すべて表示
アイフレイルチェックと予防

アイフレイルチェックとして、10項目あります。   □ 目が疲れやすくなった □ まぶしく感じやすくなった □ 夕方になると見えにくくなることが増えた □ はっきり見えない時にまばたきをすることが増えた □ 新聞や本を長時間見ることが少なくなった...

 
 
 
アイフレイル

アイフレイルは、病気の手前かも というコマーシャル 聞いたことがあるかもしれません。 加齢に伴う視機能の低下をアイ(目)フレイル(虚弱)と言います。 体力が衰えるのと同じく、視機能もだんだんと低下します。 視機能低下をゆるやかにするための生活習慣、考えてみましょう。...

 
 
 
いまさら聞けない?ワクチンって?【2】

ワクチンは、病原体による感染症を予防するために、免疫系、 特に獲得免疫を訓練する仕組みです。 獲得免疫は、以前、体内に侵入したことがある病原体に対して働くため 予め病原体の一部や毒性を弱めた病原体をワクチンとして体内に導入し 獲得免疫に病原体の特徴を覚えさせます。...

 
 
 

Comments


LINE

​友達追加はこちらから

神戸ファーマシーのQRコード.png

株式会社神戸ファーマシー

(〒650-0023)兵庫県神戸市中央区栄町通2丁目8-2 福栄ビル1階
<営業時間> 月~土 11:00~18:00
<電話・店頭相談> 11:30~17:00

<定休>日曜日、年始1月 1・2・3・4日
*祝日(月~土)は営業いたします。

TEL:078-331-4929

FAX:078-331-3772

  • Twitter

© 2020 by 株式会社神戸ファーマシー

bottom of page