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春の養生法

  • info070711
  • 3月28日
  • 読了時間: 3分

春を元気に過ごして頂くための養生法を東洋医学的な視点からお伝えします。


春になると、植物が芽をだして花を咲かせたり、動物が冬眠から目を

覚まし地上に出てきて、活動し始めたりします。

動植物たちが、いきいきのびのびと活動し始める季節です。


私たち人間も、同じように、冬の間に体の奥に蓄えていたエネルギーを

一気に体中に行き渡らせて、新陳代謝や精神活動を高めて、いきいきのびのび

活動できるようにしていく時季になります。


その働きを担当するのが、「肝臓」です。

春は、肝臓に特に負担がかかってしまう季節なのです。


肝臓には、気(エネルギー)や血を体中に滞りなく巡らせる働きがあるのですが

スムーズに巡らせてくれれば、気力が満ちて体が温まっていきいき活動することが

できます。


でも、肝臓が弱っていて、「気」がスムーズに巡らず、

滞ってしまうと、様々な不調が出てきます。


「気」が滞って渋滞してくると、一か所に充満して、その部分に

張ったような感じや詰まったような感じが出てきます。


例えば、お腹や胸や脇のあたりに張ったような感じがしてきたり

張ったような痛みが出てきたりします。


それから、のどや胸のあたりに、詰まったような感じがしたり

首のあたりが詰まって、首コリや肩コリが起こったりもします。


また、気が一か所に、充満して溜まってくると、その溜まっている気を

吐き出そうとして、ゲップやオナラも、よく出るようになったりします。


さらに、溜まっている気を吐き出すためにため息もよくつくようになります。

気が渋滞して道をふさいでしまうと、気がふさがり、落ち込みやすく

憂うつになります。


「気」というものは、目に見えないエネルギーです。

エネルギーというのは、熱を持っています。

「気」が充満して、ふくらんでくると、だんだん熱が発生してきて

ちょっとしたことで、爆発してしまうようになります。

怒りっぽくなってくるのです。イライラして、ちょっとしたことで

怒るようになるわけです。


熱が発生して、その熱が胃腸のほうで炎症を起こせば、胃が痛くなったり、

胸やけがしたりします。腸のほうで炎症を起こせば、お腹が痛くなったり、

便秘になったりします。皮膚のほうで、炎症を起こせば、蕁麻疹や激しいかゆみが

出たりします。


熱は上のほうへ昇っていく習性がありますので、目に炎症を起こして

目が充血したり、鼻で炎症を起こして、鼻炎がひどくなったりもしますし

頭痛や高血圧や不眠にも、なりやすくなります。


また、「血」というのは、「気」によって動かされます。

「気」は生命活動の原動力(エネルギー)です。

「気」が滞っていると「血」も動かすことができず、

「血」の巡りも悪くなってきます。

肝臓が弱っていて、血の巡りも悪くなってくると、痔にも

なりやすくなります。

目の下にクマができたり、シミやそばかすも目立ちやすくなってきます。




また、明日、この続きをお伝えしたいと思います。

 
 
 

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