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橋本病とバセドウ病

  • info070711
  • 3月20日
  • 読了時間: 2分

橋本病の原因と治療について


橋本病の原因は、免疫の働きに異常が生じることと

考えられています。


体が甲状腺を異物と認識し、抗体(抗サイログロブリン抗体、

抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)をつくって攻撃し、

甲状腺ホルモンをつくる細胞を破壊した結果、甲状腺ホルモンの

分泌が低下してしまいます。


治療は、甲状腺ホルモン薬を服用して、不足している

甲状腺ホルモンを補います。


バセドウ病の原因と治療について


バセドウ病の原因は、免疫の働きに異常が生じることと

考えられています。


体が甲状腺を異物と認識し、抗体(甲状腺刺激ホルモン受容体抗体)をつくって

攻撃し、甲状腺を刺激し続けて甲状腺ホルモンの分泌が過剰になってしまいます。


治療は、甲状腺ホルモンの分泌を抑える薬を服用して

症状を改善させます。また放射性ヨード治療や手術して

甲状腺を切除する場合もあります。


甲状腺機能異常における生活の注意点としては

まず、食事です。


バセドウ病では、エネルギー消費が高まっているので、特に消耗が激しく

食欲が低下している場合には、普段より、高カロリー、高タンパク、

高ビタミン食とし、カルシウムやカリウムの豊富な食品を摂取しましょう。


橋本病では、ヨードを過剰に摂取すると甲状腺ホルモンの分泌が

低下することがあるので、食品の中でヨードを最も大量に含む

昆布は、毎日摂取しないようにしましょう。


つぎに、ストレスです。

特に、バセドウ病には、ストレスとの関連が報告されています。

日頃から、ストレスをためないよう心がけましょう。


橋本病では、見かけ上の甲状腺機能は正常であることも多く

(潜在性橋本病)、40歳前後、加齢とともに甲状腺機能が低下してくる

症例が増え、最終的に約15%が機能低下症になります。


わが国では、潜在性を含めると成人女性の10%に橋本病が認められます。

橋本病は、加齢による症状と似ているので、気付きにくい病気です。


早期発見のために、40歳以上の女性は、数年に1回血液検査を受け

甲状腺ホルモンの値を調べることが望まれます。


 
 
 

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