歯周病のセルフチェックとして、次の思いあたる症状をチェックしてみてください。
□朝起きた時、口の中がネバネバする。
□ブラッシング時に、出血する。
□臭いが気になる。
□歯肉がむずがゆい、痛い。
□歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉は、ピンク色で引き締まっています)
□かたい物が噛みにくい。
□歯が長くなったような気がする。
□前歯が、出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間ができた。食物が挟まる。
3つ当てはまる方は、油断は禁物です。
ご自身や歯医者さんで、予防するように努めてください。
6つ当てはまる方は、歯周病が進行している可能性があります。
8つすべて当てはまる方は、歯周病の症状がかなり進んでいます。
ところで、歯周病は、全身の疾患にも関わっています。
糖尿病の場合
歯周病の炎症の場で産生されるサイトカイン(細胞から分泌されるタンパク質のこと)
のうち、ある種のものが、インスリンの効き目を阻害する(インスリン抵抗性)ため
歯周病患者は、血糖コントロールがしにくくなります。
糖尿病患者の歯周病罹患率は、血糖値が正常である人の2.6倍高まると言われています。
早産・低体重児出産の場合
歯肉の血管から、侵入した歯周病菌やサイトカインが、
子宮筋の収縮を引き起こして、早産や、低体重児出産になる可能性があります。
最近の報告によると、歯周病にかかった妊婦さんに
低体重児出産が起きるリスクは、健常者の4.3倍程度と言われています。
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