歯科医の照山裕子先生が、提唱している
毒出しうがいについて、説明したいと思います。
① 30mlほどの水を含み、口を閉じます。
② 口に含んだ水を上の歯に向けて、クチュクチュと
出来るだけ大きな音を立てながら、強く速くぶつけます。
10回ぶつけたら、水を吐き出します。
特に上の歯の場合は、少しうつむき加減でするとやりやすいです。
③ ②の手順と同じように、今度は、下の歯に強く速く
水をぶつけるように、うがいをし、水を吐き出します。
➃ 同じうがいの手順を右の歯に向かって、頬がふくらむように意識して
繰り返し、10回うがいをしたら、水を吐き出します。
⑤ 最後に左の歯に向かって同じうがいを繰り返します。
同じく頬がふくらむようにして、水を吐き出します。
これが毒出しうがいのやり方です。
目安としては、1日3回食後に行ってください。
毒出しうがいで、生じる水圧は、歯磨きだけでは
落とせなかった歯と歯の間の汚れをキレイにします。
さらに、このような激しいうがいは、唇のまわりの筋肉をはじめ
水を勢いよく動かす時に、舌に関連する筋肉も使う為
口腔トレーニングになります。
その結果、噛む力が増し、歯周病も予防する唾液の分泌量が増える効果も期待できます。
さらに、継続することで、頬の脂肪が落ち、小顔効果にもつながります。
加齢により、唇や舌を動かす力は低下します。
口腔機能の低下は、オーラルフレイルなので、滑舌の衰えや誤嚥につながる
だけでなく、食事を満足に摂れなくなるため、全身の衰えにも
関係します。
人生100年時代。うがいによる口腔トレーニングで
お口の機能も維持しましょう。
そして、歯周病だけでなく、オーラルフレイルも防ぎ
さらには美しさも保ちながら、健康寿命を延ばしましょう。
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