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汗について【2】

  • info070711
  • 2024年7月2日
  • 読了時間: 2分

汗の汗腺であるエクリン腺ですが、少し怠け者のところがあり

身体の中の全てが活動しているわけではないのです。


実際に汗を出して、動いている「能動汗腺」は、半分くらいだそうです。


特に近年の日本人の能動汗腺は、減少しているそうです。


それは、1年を通じて、冷暖房の部屋で過ごし、生まれたときから

空調整備の整った環境で育つと、働きたくても働く機会のない汗腺や

寝たふりをして働こうとしない汗腺が増えてしまうことになります。


また、汗には、水のようにサラサラであまり臭いもなく、すぐ乾いてしまう

「良い汗」と、蒸発しにくく臭いを放つドロドロの「悪い汗」があります。


汗をかくことは、身体にとって大切な温度調節機能で

体温が上昇すると血流から水分やミネラル分が、汗腺に取り込まれて

皮膚の表面から放出されることで、体温を下げる仕組みです。


このときに、再吸収機能により、水分から必要なミネラル分は

血流に戻され、身体に必要のない老廃物だけが汗として排出されます。


しかし、エアコンなどに、慣れずぎて、汗をあまりかかなくなる習慣が

続くと、汗腺の機能が鈍くなり、全身からでなく、身体のある部分だけでしか

汗をかけなくなります。


すると、1つ1つの汗腺に大きな負担がかかり、ミネラル分を戻す再吸収機能が

追いつかず、必要なミネラル分までも排出してしまうことになるのです。


このミネラル分は、老廃物とともに、悪臭の原因となります。

また、体温の調節が上手くできないで、身体に熱が溜まり

夏バテしやすくなってしまいます。


明日は、汗の良いかき方について、お伝えしたいと思います。

 
 
 

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