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漢方薬のお話【2】

漢方薬には、満量処方という言葉があります。


これは、規定の上限量の生薬を使って作った漢方薬のことです。


ですので、規定の半分の量の生薬で作ると、半量処方と言ったりもします。


ただ、煮出す濃さによって、エキス量が変わるので、

同じ漢方薬でも、メーカーによってエキス量が異なる場合があります。


そのことから、満量処方が良いとも、限りません。


また、漢方薬なら、副作用がないと思われている方も

おられると、思いますが、無いわけではありません。


確かに漢方薬は、自然のものを使っていますし

長い歴史の中で、その安全性も、認められたものなので、

副作用の少ない傾向には、あります。


しかし、漢方薬にも、副作用はあります。


人によっては、生薬が体質に合わないこともあります。


また、妊娠中や、高齢者、持病や他の薬を飲まれている方は

特に注意が必要です。


それ以前に、あやまった判断に基づいて、漢方薬を選ぶと

かえって症状が悪化する可能性があるのです。


最後に、エキス剤が飲みづらい時の工夫をお伝えします。


・まず、水を先に口に含み、エキス剤を水の中に

落とすように飲んでください。

こうすると、舌に直接エキス剤が触れないため、

味を感じにくくなります。


・オブラートに包んで飲んでください。

エキス剤を包んだオブラートを数秒水に浸してから飲んでください。

喉の通りが良くなります。


・嚥下補助ゼリーを使用して飲んでください。

各社から販売されています。他に、ジャムやピーナッツクリームに

混ぜて飲むのも、手です。


・ココアに溶かして飲んでください。

ココアの美味しい苦みが、漢方特有の苦みを和らげてくれます。

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