軽い症状として、めまい・立ちくらみ・こむら返り・手足のしびれは、
涼しい場所に移動して、安静にし、水分補給を行ってください。
中程度の症状としては、頭痛・吐き気・体がだるい・体に力が入らない・
集中力や判断力の低下は、涼しい場所に移動して、体を冷やし、安静にして
十分な水分と塩分を補給してください。
そして、症状が改善すれば、病院の受診は必要なしです。
ところが、口から飲めない場合や、症状の改善が見られない場合は、病院の
受診が必要です。
重症の症状としては、意識障害(呼びかけに対して、反応がおかしい・会話が
おかしいなど)・痙攣・運動障害(普段通りに歩けないなど)の時は
涼しい場所へ移動し、安静にして、体が熱ければ保冷剤などで冷やしてください。
そして、ためらうことなく、救急車を要請してください。
熱中症により毎年約4万人以上の方が、救急搬送されています。
熱中症による救急搬送者増加の要因として、気温や湿度の上昇が
関係しており、高温多湿となる梅雨明け前後の暑さには
最も注意が必要です。
特に高齢者は暑さや、のどの渇きを感じにくく、
汗をかきにくいため熱中症になる危険性があります。
夏ばて、熱中症予防のポイントとしては・・・
・部屋の温度をこまめにチェック!(普段過ごす部屋には、温度計を置く)
・室温28℃を超えないように、エアコンや扇風機を上手に使いましょう!
・のどが渇かなくても、こまめに水分補給!
・外出の際は、体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も!
・無理せず、適度に休憩を!
・日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを!
・十分な睡眠、心によとりを!
・疲れを感じたら、滋養強壮剤を活用して、早めの疲労解消に努めましょう!
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