痛風・・・・
文字通りですが、どうして、そんなに痛いのでしょうか?
尿酸は、血液中に溶け込んでいます。
しかし、量が増えすぎると、溶けきれなくなった過剰な尿酸が
結晶化して、関節や組織に溜まっていきます。
運動などをきっかけに、この結晶が関節液中に
はがれ落ちると、外敵から体を守る免疫細胞が
はがれた結晶を異物と見なして、攻撃し、
激痛を伴う炎症を引き起こします。
これが慢性化すると、足の親指の付け根や足の甲
かかと、ひざ、手の指や甲などに「痛風結節」と
呼ばれるこぶしができることがあります。
ところで、痛風発作や痛風結節は、高尿酸血症の人
全員に起こるわけでは、ありません。
しかし、尿酸値が高い状態をそのままにしておくと、
尿路結石や、腎臓病を発症しやすくなります。
また、高血圧、糖尿病、メタボリック症候群などの
生活習慣病を併発しやすく、心筋梗塞や、心不全、
心房細動という不整脈などを起こすリスクも高まります。
痛風の起こりやすい生活とは・・・
尿酸値は、食事や運動、ストレスなどの影響を受けて
1日のなかで、変動します。
就寝中は、プリン体を分解して、尿酸を作る働きが活発になることから
夕食にプリン体の多い食事や、アルコール飲料を摂りすぎると
朝方に痛風発作が起こりやすくなります。
明日は、痛風対策について、お伝えします。
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