top of page
info070711

笑いの力による効果!

効果その1

たった数分間笑うだけでも、健康に効果があることがわかっています。


笑うと、まず、呼吸が早くなります。

たくさんの空気を肺が取り込むことで、酸素が血液中の赤血球に届けられ

心臓の鼓動が早くなり、酸素を豊富に含んだ血液が全身に

送り出されます。


これにより、新陳代謝が活性化されます。

興奮して笑った後は、動脈が拡張し、血圧が低下することで

リラックスした状態に移行します。

この時、自律神経の調節も合わせて行われます。


効果その2

笑いには、効果その1の直接的な働き以外にも、身体に影響を及ぼすことが

分かっており、その一つが、βーエンドルフィンという物質の分泌促進作用です。


βーエンドルフィンは、マラソンなど苦しい状態が続いた後に

快感を覚える「ランナーズハイ」と呼ばれる現象や

運動後の爽快感、精神的ストレスの解消に働くことから

幸せホルモンとも呼ばれており、心の健康に寄与する神経伝達物質です。


この物質は、他にも血管内皮細胞(血管の内腔面を覆っている細胞)に作用することで

動脈硬化を予防する働きがあり、心血管全体の健康の助けになることが

分かっています。


βーエンドルフィンの分泌以外にも、ナチュラルキラー(NK)細胞の活性化や

免疫グロブリンGの増加といった免疫機能を活性化させることが

報告されており、笑いには、病気から身体を守る働きも期待できます。


笑いの効果について、ご紹介しましたが、難点もあります。


それは、1人でいる時に、自然に笑う人はほとんどいない、ということです。


もちろん、お笑い番組などを視聴して笑う、というケースはありますが

同じ番組を視聴する場合においても、1人で視聴するよりも、

グループで視聴する方が笑いの頻度が増加することが分かっています。


これは、笑いが進化の過程で、コミュニケーションの手段として

発達してきたことが原因であると考えられています。


1日の会話時間が長い人ほど、笑う頻度が高いことが分かっていますので

積極的に人付き合いを増やしましょう。


「そう言われても、人付き合いが苦手でなかなか難しい」という方は

お笑い番組などを視聴しながら、意識して笑ってみたりするだけでも

効果があることが分かっていますので、笑う機会を逃さないことを

意識して生活してみてください。

最新記事

すべて表示

脂肪肝の改善には

まず、脂肪肝チェックリストがありますので、 チェックしてみてください。 9項目あります。 □ 朝食を食べない □ 夜食を食べることが多い □ 間食が多い □ 糖質が多い □ 丼ものなど1品料理が多い □ 食べるのが早い □ お腹いっぱいでも食べ残さない...

脂肪肝

肝臓に脂肪がたまる「脂肪肝」を発症する人が 増えています。 放置していると、肝臓の機能悪化や肝硬変などの深刻な病気に発展し 動脈硬化なども進行しやすくなります。 放置せずに、改善への1歩を踏み出しましょう! 改めまして、脂肪肝とは、日頃の不摂生な生活習慣によって...

二次性頭痛

土曜日に、一時性頭痛について、お伝えしましたので、 本日は、もう1種類の二次性頭痛について、お伝えしたいと思います。 二次性頭痛は、頭痛全体の1割程度であり、土曜日にご紹介した通り 他の疾患や原因によって引きおこされる頭痛です。...

Comments


bottom of page