日本人の5人に1人が、糖尿病ないし、糖尿病の予備軍であると言われています。
日本人は、糖尿病になりやすい遺伝的素因があり、過食、運動不足、肥満などの
不適切な生活習慣が重なることで、発症しやすくなります。
糖尿病の理解を深めましょう!
糖尿病とは、血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が常に高い状態の病気です。
食事から体の中へ取り込まれたブドウ糖は、小腸で吸収され、血液によって
全身に運ばれます。血液中のブドウ糖は、すい臓から分泌される
ホルモン「インスリン」によって、肝臓や筋肉、脂肪組織に取り込まれます。
健康な方は、インスリンによるブドウ糖の調節が十分にできているため
血糖値はほぼ一定に保たれますが、糖尿病の方は、インスリンが十分に働かないため
血糖値が高い状態が続きます。
高血糖状態が続くと、微小血管の障害によって起こる三大合併症 硬膜症
腎症、神経障害や、大血管の障害によって起こる脳梗塞、虚血性心疾患が生じる
心配があります。
インスリンの作用が低下する原因として
①インスリン分泌量の低下 : 膵臓からインスリンの分泌量が減少する。
遺伝的な体質が関係している。
②インスリン抵抗性 : インスリンは分泌されているが、肝臓や筋肉などの細胞への
インスリンの働きを妨害する肥満による「内臓脂肪」が関係しており、脂肪細胞から
インスリンの働きを悪くする物質が多く分泌されているため。
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