脳梗塞のほとんどは、動脈硬化が原因で起こります。
脳梗塞の危険因子としては、6つあります。
①高血圧:高血圧が長く続くと、心臓や血管への負荷が大きくなります。
血圧が高い程、脳卒中の発症率は上昇します。
②糖尿病:高血糖は、血管を傷つけ、動脈硬化を進行させます。
糖尿病のある人は、脳梗塞の発症率が、2~3倍高くなります。
③脂質異常症:血中LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増えると
血管壁に入り込み、動脈硬化が進行します。
➃心房細動:心房細動は脳梗塞発症率を3~5倍に上げます。
⑤喫煙:喫煙は脳梗塞の発症リスクを高めます。
禁煙すると、2~3年で発症リスクが軽減することが、分かっています。
➅ストレス:イライラしたり、怒ったりすると交感神経が興奮し、血圧が上昇します。
つぎに、次のような症状が起きたら、すぐに病院に行ってください。
5つあります。
①運動障害(片麻痺):体の左右のどちらか一方の手や足が動かなくなる。
②感覚障害:体の左右どちらか一方の手や足などの感覚がなくなる。
③顔面麻痺:顔の表情が左右で異なったり、左右どちらか一方の顔面が
ひきつったり、片側の口や頬がゆがんだりする。
➃言語障害:急にろれつが回らなくなる。話そうとしているのに言葉がでない。
⑤視野障害:左右だちらか半分見えない。
最後に、脳梗塞を予防する食事法としては4つあります。
①食べすぎを控え、適正体重をキープしよう。
②減塩食(1日6g)で、血圧の改善をはかりましょう。
③食べる順番を食物繊維 → タンパク質 → 炭水化物 にし
血糖値の急な上昇を抑えましょう。
➃動脈硬化・脳梗塞を予防する栄養素である
DHA、EPA、抗酸化ビタミン、葉酸、カリウム、マグネシウムなどを摂りましょう。
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