三つの症状が出てくると、考えられます。
一つ目は、糖尿病やメタボになりやすいことです。
食生活の乱れは、メタボの主な原因です。
特に、脂肪の多い食事は、腸内フローラを乱してしまいます。
バリア損傷部位(すき間)を腸内細菌やそれらが産生する物質が通過し
その先で炎症を引き起こします。
その炎症物質は、インスリンの効きが悪くなるインスリン抵抗性の原因と
なってしまいます。これは、糖尿病を引き起こします。
二つ目は、アレルギー反応を起こしていることです。
食事や病原体由来の未消化タンパク質(消化されていないタンパク質)などが
バリア損傷部位(すき間)から、多量に流入する可能性があります。
正常なルートからの侵入ではないために、身体が異常に反応してしまい
アレルギー(IgE抗体産生)や自己免疫疾患の発症に関わると考えられています。
三つ目は、イライラしたり、ストレスがかかってくることです。
ヒトの腸には、大脳に匹敵するほどの細やかな神経細胞が
張り巡らされています。
そのため、脳の指令なしに働くことが出来るのが腸であり
最近では「腸脳相関」と呼ばれる双方向のネットワークを
形成している事がわかってきました。
フローラの状態が精神にも、影響する可能性がわかってきています。
明日は、腸内フローラのために出来ることについてまとめたいと思います。
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