関節リウマチは、免疫の異常によって、関節に炎症が起こり
腫れや痛みが生じる病気です。
日本には、関節リウマチの患者さんが約70万人いるとされています。
患者さんは女性に多く、40~50歳代で発症することが多い疾患です。
関節痛が3日以上続き、改善傾向にない場合
次の3つの症状のうち、2つ以上当てはまれば関節リウマチの疑いがあります。
① 朝にこわばり感が30分以上続く。
② 拳のところの関節、足の付け根の関節の痛みや腫れがある。
③ 2ヶ所以上の関節痛がある。
関節リウマチの主な原因としては・・・
免疫とは本来、体外から侵入した細菌などの病原体を攻撃する仕組みです。
ところが、「自己免疫」といって、免疫が自らの組織を攻撃してしまうことが
あります。
関節リウマチは、そのようにして起こる「自己免疫疾患」の1種です。
関節リウマチは、遺伝子の何らかの異常か、感染した微生物(ウィルスや細菌)の影響か
あるいは、この両方の組み合わせによって起こるのではないかと
考えられています。
この免疫系が、異常に活動する結果として、関節の毛細血管が増加し
血管内から関節滑膜(かつまく)組織にリンパ球、マクロファージなどの
白血球(免疫細胞)がでてきます。
この免疫細胞が産生するサイトカイン(腫瘍壊死因子のTNFα、インターロイキン6など)と呼ばれる物質の作用により、関節内に炎症反応が引きおこされ
関節の内面を覆っている滑膜細胞の増殖が起こり
痛みや腫れを起こし、関節液が増加して、軟骨や骨の変形が起こります。
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