秋から冬にかけては「食欲の秋」と言われるように
食欲がアップする人が多いのは、なぜでしょうか?
なぜ「秋」に食欲が増すのでしょうか?
食欲に影響を与える要因は様々なので、単純には言えませんが
根拠と裏付けがあるものとして、以下の事が考えられます。
・【セロトニン分泌の低下】
脳内には、「セロトニン」という精神の安定化を保つ物質があり
膨満感を与えて、食欲を抑える働きをしています。
この成分の分泌量は、日光に当たる時間と比例していて
日照時間が減る秋には、セロトニンの量が減ってしまいます。
このため、食欲が増すといわれています。
・【気温の変化に対する体の反応】
秋になると、気温が下がり、体温を維持するためにより多くの
エネルギーが必要となります。体は、エネルギーを補給しようと
食欲が湧くと考えられています。
食べ物は、口から入ってすぐに、栄養として働くわけでなく
しっかり口で咀嚼し、胃腸で消化・吸収され
全身の器官や臓器に送り出される必要があります。
食べ過ぎや、よく噛まない習慣、不規則な食生活などから
消化・吸収の能力が低下していると、せっかく栄養価の高い
食事をしても、体にうまく取り込むことができません。
その結果、消化液のコントロールが利かなくなり
さらに消化・吸収力が弱まるという悪循環につながります。
また、未消化物が腸内に残ることで、腸内環境が悪化し
免疫力の低下にもつながるなど、胃腸の不調は
全身の健康に大きく影響しています。
胃は、食べ物を消化して、かゆ状にします。
小腸は、食べ物の栄養を吸収します。
大腸は、水を吸収して便にします。
つまり、元気な胃腸は、健康にとって
重要なカギともいえるのです。
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