二日間のお話をまとめると・・・
骨は、カルシウムが不足して、もろくなります。
骨密度の低下です。
一方で、血管は、カルシウムが沈着して、もろくなります。
動脈硬化です。
つまり、骨・血管相関の根拠の1つとして、
動脈硬化の進行と、骨密度の低下の間には
密接な関係がある、という報告があります。
慢性的にカルシウムが不足すると、カルシウムが
必要な部位には、足りないにも関わらず
あまり必要のない場所には、カルシウムが過剰に
蓄積してしまうという現象が起きることがあります。
この現象は、【カルシウム・パラドックス】と呼ばれ
血管だけでなく、軟骨や皮膚の状態や、免疫機能にも
影響を与えると、言われています。
この現象を避けるためには、体内のカルシウムバランスの
正常化が必要となってきます。
では、体内のカルシウムバランスの正常化のためには、
どうすればよいのでしょうか?
適切なカルシウム摂取は、もちろんですが
カルシウムを適切に取り込む事のできる
腸内環境を整えたり、糖化・酸化ストレスの
軽減につながる食生活や、生活習慣の改善にも
積極的に取り組むことが大切です。
Comentarios