まず、運動です。
骨は、物理的な刺激が加わると、骨をつくる細胞が活発になり
強くなる性質があります。
したがって、骨粗鬆症を予防するためには、ウォーキングや
ジョギングのような重力負荷のかかる運動が効果的です。
ご自身の体の状態に合わせて、無理のない範囲で、取り入れてみてください。
つぎに、食事が大切です。
イソフラボンは、エストロゲンに似た働きをするため、骨粗鬆症の予防・改善に効果が
あると、考えられています。
大豆に多く含まれているため、豆腐や納豆などを、積極的に食事に取り入れましょう。
骨は、カルシウムなどのミネラルだけでなく、コラーゲンによって支えられています。
ビタミンCは、コラーゲンの生成に必要な成分なので、ビタミンCを摂取することも
大切です。
ビタミンCは、熱に弱いため、調理過程で、失われやすいのですが
ジャガイモやさつまいもなどは、ビタミンCをデンプンで包んでいるため
比較的熱に強いと言われています。
ビタミンK2は、骨に存在するオステオカルシンというタンパク質を活性化し
カルシウムを骨に沈着させて、骨の形成を促す作用があります。
納豆などの発酵食品に多く含まれています。
ビタミンDは、腸管からのカルシウムの吸収を促進し、血液に入った
カルシウムを骨まで運ぶ働きがあります。
きのこ類、魚介類、卵類、乳類に多く含まれています。
ビタミンDは、食品からの摂取に加えて、散歩をしながら日光浴をすることも大切です。
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