肛門で起こる病気の総称が「ぢ(痔)」です。
人に言いづらい病気のため、実態は正確には把握されていませんが
成人の3人に1人が痔とも言われています。
種類にもよりますが、早期に治療し始めれば、手術しないで治すこともできます。
そのポイントは、生活習慣の改善です。
ところで、痔は、【いぼ痔、切れ痔、痔ろう】があります。
いぼ痔は・・・硬い便を無理に出そうとするなどして、肛門付近が
うっ血して膨らんだ静脈瘤が、いぼ痔。
痔の中で、最も多く、肛門の奥や外側、またはその両方にできます。
排便痔に出血したり、いぼ痔が飛び出したりします。
初めは、自然に戻るが、やがて指で押し込まないと戻らなくなります。
さらに進行すると、いぼ痔が常に出た状態になります。
「重いものを扱う職業」、「座りっぱなしや立ちっぱなしになることが多い」、
「妊娠・出産の経験のある女性」で、なりやすいです。
切れ痔は・・・硬い便が肛門を通過するときに、肛門の皮膚が切れたり、
避けたりして起きます。排便痔の少量の出血や激しい痛みが特徴です。
痛みのために、排便をがまんしてしまうと、便が硬くなり、切れ痔を
悪化させてしまうこともあります。
痔ろうは・・・肛門に細菌が感染して膿がたまり、直腸と肛門周囲の皮膚を
つなぐトンネルができた状態です。
治療には、手術が必要です。
下痢や免疫機能の弱りが関係するため、生活習慣の改善が再発防止につながります。
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