体を守る免疫機能が衰えるとどうなるでしょうか?
最もよくみられるのは、感染症にかかりやすくなり
(昨日も書いてますが・・・)重症化もしやすくなることです。
免疫機能の低下は、加齢によるものですので、止めることはできません。
しかし、生活習慣の改善で、低下をゆるめることはできます。
良い生活習慣を心がけましょう。
改めまして、免疫とは・・・
菌やウィルスなどの「異物(自分ではないもの)」から
自分たちの体を守るしくみを免疫と言います。
免疫には、自然免疫と、獲得免疫があります。
自然免疫とは、生まれつきもっている免疫機能のことです。
例えば、体に侵入してきた異物を免疫細胞が退治して、体を守ります。
獲得免疫とは、免疫細胞が異物と遭遇して獲得した免疫のことをいい、
自然免疫を通り抜けた異物に対して、力を発揮します。
異物の形を記憶することによって、次の同じ異物が体の中に侵入した時
速やかに対処することができます。
予防接種(ワクチン)は、この獲得免疫を上手に利用したものです。
免疫機能は、運動能力、視力、聴力などと同様に
年齢とともに衰えていきます。
免疫機能が低下すると、若いころは、簡単に治っていた病気も
なかなか回復しない、あるいはお薬を飲んでも効き目が悪い、
ということが起こります。
例えば、インフルエンザにより死亡する人は、50歳を過ぎると
急に増え始め、70歳以上で最も多くなります。
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