このところ、口関係のことを、お伝えしていますが
今回は、歯が丈夫な人は、健康で長生きする、
よく噛める人はボケない、など、噛むことと、健康は
セットで語り継がれるので、様々な噛むことによる
効用について、ご紹介したいと思います。
現代人は、昔と比べて、食べ物をあまり噛まなくなってしまいました。
これは、現代の食べ物は、柔らかい物が多く
口の中に入れるとお粥状態になって、すぐに飲み込めてしまうからです。
噛むことは、食べ物を細かくして、胃の消化を助けるという働きだけでなく
その刺激が歯全体にも、加えられ、歯を支えている歯根膜繊維(コラーゲン繊維)
から、あごの骨に伝達されます。
さらに、顔の筋肉を介して、頭部の骨にも、伝達され、骨の甲にある細胞を
圧迫したり、引っ張ったりします。
すると、その刺激を受けて、細胞が非常に元気になり、カルシウムをはじめとする
様々な栄養を活用し、丈夫な密度の高い骨を作り始めるといわれています。
つまり噛むことは、顔全体の骨や筋肉の成長にも、大切な働きがあります。
また、よく噛むと、太りにくくなることが報告されています。
なぜなら、脳の満腹中枢が刺激され、食欲が抑制されるからです。
更にストレスによる不安や恐怖なども、軽減することが分かっています。
このことから、よく噛むことは、ストレスを軽減し
太りにくくなるという、現代人には、一石二鳥の働きがあるのです。
また、明日、噛むことによる効用をお伝えします。
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