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骨と血管

  • info070711
  • 2024年7月17日
  • 読了時間: 2分

近年、骨密度の低下と動脈硬化の進行が互いに

影響しあっていることが判ってきました。


この関係は、「骨・血管相関」と呼ばれています。


この相関のカギの1つが、ヒトの身体に必要なミネラルのカルシウムです。


今回は、その関係について、説明します。


まず、骨の変化について・・・


骨は常に、古くなった骨を入れ替えたり、血液中へ

カルシウムを補うために、骨を溶かす骨吸収と、

骨吸収の後新しい骨を形成する骨形成を繰り返しており、

このバランスを保ちながら、骨組織を維持しています。


骨の強さの指標として、使われる骨密度は、閉経と加齢の

影響により、減少することが判っています。


女性ホルモンは、骨吸収を行う細胞を破骨細胞というのですが、

この破骨細胞の働きを抑制し、骨吸収が進行しすぎないよう

調整してくれてる働きがあります。


そのため、閉経後は、男性に比べ骨密度の低下が顕著に現れることがあります。


また、加齢に伴い、胃腸機能の低下とともに、カルシウムの吸収率が

低下する傾向にあります。


すると、身体が一定の血中カルシウム濃度を保とうと

骨のカルシウムを分解して血液中に送り出します。


さらに、骨形成も加齢に伴い、弱まることが判っており

骨密度低下は、加齢減少の1つということができます。


これが骨の変化のしかたです。


明日は、血管の変化について、説明します。




 
 
 

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