top of page
info070711

食中毒

温度、湿度共に高くなる夏場は、特に食中毒に対する注意が必要です。

今回は、夏場の食中毒の特徴について、お伝えしたいと思います。


食中毒の原因として、細菌、ウィルス(ノルウィルスなど)、

化学物質(農薬、食品添加物)、自然毒(キノコ、ジャガイモの芽、フグなど)

などがあげられますが、初夏から秋口にかけては

細菌が原因の食中毒が多発しています。

これは、食中毒を起こす細菌が高温多湿の環境を好み

夏場に活発に繁殖を繰り返すためです。


食中毒を起こす細菌には、さまざま種類があります。


最近は、生産や流通での衛生管理が厳しくなっているので

「買ってきた食品は安全だ」と考えがちですが

こうした細菌は、私たちが購入した食品(主に生鮮食品)の

初めからついています。


例えば、肉類には「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌O-157」、

魚介類には「腸炎ビブリオ」(夏に特に多い)、

生卵には「サルモネラ」、野菜には「ウエルシュ菌」、

おにぎりやお弁当には「黄色ブドウ球菌」などがついているのです。


“細菌はついているもの”という認識をもって食品を

取り扱うことが大切です。


食中毒は、病原体が飲食物とともに人体に取り込まれて発症するものと

病原体が食品中で産生した毒素が飲食物とともに、取り込まれて発症するものに

大別されます。


前者を感染型食中毒、後者を毒素型食中毒(例として、黄色ブドウ球菌食中毒、

ボツリヌス菌食中毒、嘔吐型セレウス菌食中毒)といいます。


感染型食中毒はさらに、病原体が腸管組織へ侵入して発症するもの(例として、

サルモネラ属菌食中毒)と、腸管内で毒素を産生し、その毒素が原因で

発症するもの(例として、腸管出血性大腸菌食中毒)に分かれます。


次回、症状と予防について、お伝えします。

最新記事

すべて表示

脂肪肝の改善には

まず、脂肪肝チェックリストがありますので、 チェックしてみてください。 9項目あります。 □ 朝食を食べない □ 夜食を食べることが多い □ 間食が多い □ 糖質が多い □ 丼ものなど1品料理が多い □ 食べるのが早い □ お腹いっぱいでも食べ残さない...

脂肪肝

肝臓に脂肪がたまる「脂肪肝」を発症する人が 増えています。 放置していると、肝臓の機能悪化や肝硬変などの深刻な病気に発展し 動脈硬化なども進行しやすくなります。 放置せずに、改善への1歩を踏み出しましょう! 改めまして、脂肪肝とは、日頃の不摂生な生活習慣によって...

二次性頭痛

土曜日に、一時性頭痛について、お伝えしましたので、 本日は、もう1種類の二次性頭痛について、お伝えしたいと思います。 二次性頭痛は、頭痛全体の1割程度であり、土曜日にご紹介した通り 他の疾患や原因によって引きおこされる頭痛です。...

Comments


bottom of page