日本人に多い病気といえば、高血圧や糖尿病、
脳卒中、心臓病がその代表ですが、実はもう一つ忘れてはいけない
病気が、慢性腎臓病です。
この慢性腎臓病とは、CKDとも言われているのですが
何らかの理由で、腎機能の低下や腎臓の障害が続いている状態をいいます。
多くの場合、自覚症状がなく、異常があることに
気付かないまま放置してしまうがちです。
適切な治療を受けないと、腎不全へと進行し
透析療法や、腎移植が必要になる場合もあります。
慢性腎不全による透析患者の数は、増加を続け
2019年では、33万人を超えています。
腎臓の働きとは・・・
腎臓は、握り拳くらいの大きさで、身体の左右に1つずつあり
全身を巡った血液が流れ込み、血液中の老廃物を取り除く働きをしています。
腎臓を通過した血液は、きれいになった状態で
心臓に戻ってきます。
取り除かれた老廃物は、余分な水分や塩分と一緒に
尿となり、膀胱を経て、身体の外に排泄されます。
正常な腎臓の場合
①老廃物を含んだ血液が腎臓に流れます。
②腎臓が老廃物を取り除きます。
③きれいになった血液を全身に戻します。
➃取り除いた老廃物、塩分、水分を尿として身体の外にだします。
慢性腎臓病の腎臓の場合
慢性腎臓病になると、腎臓の働きが低下し、必要なたんぱく質などが
尿に漏れ出てしまいます。
さらに、老廃物を取り除く機能も低くなり、老廃物が
尿として出て行かず、身体に逆戻りします。
明日に続きます。
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