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高齢者の貧血

  • info070711
  • 5月21日
  • 読了時間: 2分

血液中の鉄分が不足して発症する貧血。


貧血の典型的な症状は、動悸、息切れ、倦怠感などですが

高齢者の場合、めまいやふらつきなどは出現しない人が多い一方で

時に認知症や狭心症に似た症状を示す例があり、それらの

悪化と誤解して見過ごされるケースがあるといいます。


65歳以上の高齢者では、血液1デシリットル中の

ヘモグロビン値が11グラム未満になると

貧血と診断されます。


高齢者で多いのは、次の3つです。


① ヘモグロビンをつくる重要な鉄分が不足する鉄欠乏貧血

② 感染症や膠原病などの慢性炎症に伴う二次性貧血

③ 血液疾患が原因となる貧血


鉄欠乏性貧血は、消化器のがんや胃潰瘍などにより

消化管に出血が生じ、鉄分が失われて発症する人が多いとされています。

なお、腰痛などで多用される鎮痛剤を飲むと

副作用で胃潰瘍が生じることがあるため、注意が必要です。


一方、二次性貧血は、がんや関節リウマチ、感染症などで

慢性炎症が起きて、貧血になります。

血液をつくる骨髄自体に、原因がある場合もあります。


また、貧血に多い骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫などでは

造形機能に障害が生じることで、貧血が引き起こされます。


高齢者の貧血の場合、意識障害や呼吸困難、強い胸の痛み、あるいは物忘れなど

認知症のような症状が表れるケースがあります。


狭心症の発作だとしても、救急搬送された高齢者が

実は貧血だったという例もあります。

貧血が疑われる場合は、採血に加えて、消化管出血の有無などを調べ

原因に応じた治療を行います。


鉄分不足による貧血なら鉄剤の服用で改善しますが

それでも良くならないケースでは、血液内科を受診することが推奨されています。

 
 
 

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