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脈圧とは

info070711

脈圧とは、上の血圧と下の血圧の差のことです。


血圧は、上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg

下の血圧(拡張期血圧)が90mmHgを超えると『高血圧』と診断されます。


また現在では、130/85mmHgという値がメタボリックシンドロームの

診断基準の一つとなっています。


この上下の血圧は年齢を重ねるほどに、単純に上昇していくだけではなく

下の血圧のみ一定の時期を迎えると徐々に下がり始める傾向にあります。


そのため、上の血圧と下の血圧の差である脈圧は

徐々に増加していきます。

では、なぜ、脈圧は、徐々に増加していくのでしょうか?


その理由は・・・

血管の柔軟性が低下することに、関係があります。


脈圧が大きくなると、血管が硬くなってきているというアラームになります。


測定される血圧の値は、心臓から出ていく『前進波』と

末梢で反射して戻ってくる『反射波』の合計値になります。


柔らかい地面と硬い地面にボールを落とすと

硬い地面の方が、勢い良く返ってくるように、血管の場合も

硬くなってくると、『反射波』が早く戻ってきます。


この早く戻ってきた『反射波』と『前進波』を合計すると

血管の硬化が進んでいない方に比べ、上の血圧が上昇し、

下の血圧は、低下します。


このような理由で、ある時期を境に、脈圧の値が大きくなります。

これは、血管が硬くなってきているというアラームなのです。


脈圧の数値については、様々な報告がありますが、

正常血圧の方では、40~50前後の値を示すと言われいます。

ある調査では、脈圧65以上の方で、心筋梗塞や脳血管疾患の危険性が

高くなるという報告もあります。


血圧のように、○○以上であれば、高血圧という明確な基準は

ありませんが、脈圧が徐々に高くなるということは

血管が硬くなってきているという1つの目安です。

その変化に気付くことで、後ろに潜む大きな病気まで

進行させないために、脈圧の値を維持・改善できるように血管元気を

目指しましょう。



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